日時 平成27年1月31日(土)
場所 東京美術倶楽部 3階
主催 関東第一地区
実行委員長:田中 俊行 副実行委員長:梅谷智子

関東第一地区初茶会において関東第一ブロックが薄茶立礼席を担当させていただきました。前日準備は雪が舞い厳しい寒さでしたが、当日はお天気にも恵まれ多くのお客様にお越しいただくことができました。

本年のテーマは「新」。白さがもつ清浄のイメージから「和紙」を使用した茶席作りをいたしました。新しい期の始まりでもあり、和紙の特性を生かし、心新たな気持ちになるよう白をベースに設えを行いました。
「紙は「神」に通ずると言われています。昨年和紙が世界遺産に登録され、「1000年以上」とも言われる優れた保存性と、強靱で柔らかな特性を持っているとされています。
本来、真冬の冷たい水でこうぞや三叉をさらして漉してゆくことから紙漉きは寒中の季語として使用されています。この時期のものを各所に取り入れた茶席作りでお客様をおもてなしすることができました。

待合から本席に座る通路には、紋切(なだれ雪輪、こもり雪、初雪)を天井から幾重にも吊るし、冬の特徴である雪のように見立てました。紋切は、青年部員の手作りです。
点前座の両脇には、イサム・ノグチのAKARIを吊り下げ、和の空間を引き出せるよう設営いたしました。また、点前座の後ろを和紙で覆い、暖かい雰囲気を作り出しました。
二十代の若き作家の釜を使用し、水指は、紙製のものに蓋は青年部会員の手作りを合わせ、青年部らしさを表現いたしました。
お菓子は、ふきのとうを模したマジパンでできており、岐阜の恵那川上屋の御製。菓子は雪のちらつく前日に岐阜より運んでいただきました。

今期、初めての席はお迎えしたお客様からご好評の声を頂くことができました。
これからも初心を忘れず「心新たに」頑張って参りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
青年部関東第一ブロック
1079

1081
<点前座の様子 両脇にはノグチイサムのAKARI>       <待合にも和紙と照明で「新」を選出>
会記】
待合
床   和紙照明         吉野屋商店協力
花   スノーフレーク

本席
床 坐忘斎御家元筆 扇面 万物生光輝
花入   白磁
花    三叉、サフィーナ菊 小手毬
棚    アクリル創作棚        青年部製
釜    南鐐 筒 櫂鐶付       藤井由香里造
水指   KAMIWAN        浅倉紙業造
薄器   硝子 緑水滴         塚田美登里造
茶杓   鮑 象牙  みくまり     福田正孝造
主茶碗  伊賀焼            辻村塊造
替    釉象嵌             田中信彦造
替    底四方プラチナ彩       伊集院真理子造
蓋置   寿天               中村公子造
建水   欅銀彩             村瀬治兵衛造
御茶   宝尽の白            伊藤園詰
菓子   雪間の草            恵那川上屋製
菓子器  クラフトペーパー       青年部製
しつらえ 紋切モビール
1080

1082
<入り口には紋切モビールでお出迎え>           <雪の中に顔を出すマジパン製のふきのとう>