平成30年3月18日報恩茶会 於 東京美術倶楽部
今年は厳冬の寒さを乗り越え、例年より全国的に桜の開花が早く報じられました
春の草木が萌え動くのを感じ、陽気が待ち遠しい3月18日、東京美術倶楽部で利休報恩茶会が開催されました
報恩茶会は、千利休が豊臣秀吉から切腹を命じられ、亡くなった2月28日が旧暦のため新暦の3月に利休を偲ぶ茶会が毎年催され、千利休の茶の湯への功績とその道の継続に感謝します
青年部関東第一ブロックは二年に一度担当させていただき、今年は奉納の七事式の一つ、第十三代圓能斎によって好まれた三友之式を1日4回行いました
「花寄せ」「香を聞く」「お茶を頂く」の三つを一連の中で行うので七事式で「三友」といいます
掛け軸は「黙茶 三昧忘名利(てんちゃざんまい みょうりをわすれる)」
どんなことでも、夢中になって打ち込み修行に専念するという禅語です
お茶の道に専念することで、地位も名誉も関係なく本当に大切なものを見出すことができるという意味を表しています
花寄屏風に花が生けられます
春を感じる茶花
香を聞きます
お茶を頂きます
点前と客を、札(ふだ)で決定します
「月」があたるとお客様、「花」はお点前を行います
1席目100人、2席目154人、3席目101人、4席目63人とたくさんの方にご来場いただきました
後ろの席の方は立ち見するほど皆さん熱心にお点前を見ていました
クロークは例年通りブロックが担当させていただきました
解説、監修ご指導いただきました、秋山宗和先生に深く感謝し、このような機会をくださった先生方のご厚情に応えていきたいと祈念いたします
ブロックメンバーのチームワークで無事に終えることができ、千利休の茶の湯への功績とその道の継続に感謝の意を込めることができました
最後は笑顔でみんなと一緒に
この後、東京美術倶楽部近くのレストランでブロックの皆さんと懇親会に行きました