参加報告|令和6年度 北海道ブロック研修会

東京第八南青年部
立花 直子

テーマ

「笑顔でつなげよう茶の心」~広い大地 心はひとつ~

開催日時

2024年5月11日(土) 10:00~17:10

開催方法

ハイブリッド

会場(中継局)

札幌グランドホテル(呈茶)
TKP札幌カンファレンスセンター(研修)
ほか道内12青年部会場

内容

  • 呈茶
  • 開会式
  • 総本部報告
  • 全国委員メッセージ
  • L・T出向員研修報告
  • 講演「茶道における竹の役割」/実技「菓子切り作り」
  • 講師:パスト全国委員/三木竹材店 社長 三木 崇司 氏
  • 閉会式

所感

春の札幌で開催された、北海道ブロック研修会に参加いたしました。

午前は札幌グランドホテルを会場に、札幌第三支部・札幌第三青年部合同での呈茶が行われ、北海道や札幌にちなんだ設えのなか、年始に発生した能登半島地震からの復興への願いが込められた一服をいただきました。親(支部)と子(青年部)が合同でお席を作り上げる様子に、しっかりとした連帯を感じました。

午後の研修は、札幌のメイン会場と、札幌市以外の道内の青年部を12か所のサテライト会場で繋いだハイブリッド方式で開催されました。北海道地区70周年行事を控え、広大な北海道地区において多くの方が参加しやすい形式を模索した結果、移動距離が短くて便利なサテライト会場を利用した方式が採用されました。地区行事をサテライト会場で運営するにあたっては、青年部およびブロックの知見や経験値が期待される経緯から、今回の北海道ブロック研修会をハイブリッド開催として、地区行事のリハーサルを兼ねたプレ行事にすることに至ったとの説明がありました。親支部の地区行事と、青年部のブロック行事が、互いの延長線上にあることを知り、改めて親子の絆の深さを感じました。

L・T出向員研修報告では、京都での活動や、オンラインを使用した活動などを通して、L・T任期の最後に予定している全国代表者会議での呈茶を視野に入れて準備を進めている様子が発表されました。

講演では、パスト全国委員でもある三木竹材店社長・三木崇司氏から「茶道における竹の役割」と題して、竹の種類や分布、竹の開花(現在全国的に淡竹が開花中)、茶道で用いる竹製品や、客を迎える際に竹を使った茶道具を通して持つべき心構えなどについてご講演をいただきました。
また、実技ではご指導のもと各自で竹の菓子切りを切り出しました。「自らひと手間加えることで想いが込められ、よりよい道具になる」というお言葉が大変印象的でした。

地区ご来賓および総本部総評では、コロナの影響のみならず、世界的、社会的なうねりの中で、新しい危機に挑戦する必要があり、青年部に寄せる期待が大きいことが話され、竹と同じく「節」だけではなく、しなやかな考え方が求められることを意識しました。

主管・開催地はブロック内の各青年部で持ち回る制度となっており、最後にブロック旗が札幌第三青年部から、来年の主管である帯広青年部に引き継がれて閉会となりました。

親子が協力をしあう、新しいハイブリッド形式での開催の中、北海道ブロックおよび札幌第三青年部の皆様には、ブロック間交流をあたたかく受け入れていただいたことに、心より感謝申し上げます。

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以上

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