東京第七東青年部
川喜多 隼人
開催日時
22023年8月19日(土)~20日(日)
開催方法
対面開催
会場(中継局)
対馬グランドホテル
対馬市交流センター ほか
内容
8月19日(土)
- 開会式
- 総本部報告
- 研修Ⅰ 「中世対馬の歴史と文化」
講師:佐伯弘次先生 - 懇親会
- 研修Ⅳ 坐禅体験
- 研修Ⅴ 法話
安永祖堂老大師「禅の心 茶の心」 - コンペティション発表
- 閉会式
8月20日(日)
- 閉会式
- 研修Ⅱ 若田硯作成体験
所感
研修Ⅰの講演では、文永・弘安の役などを経て、宗氏一族が朝鮮との交易により繁栄したことや、朝鮮との交流の要となった対馬の中世の歴史についてご説明いただきました。中世対馬宗氏の外交手腕から多くを学ぶとともに、宗氏から九州山口の諸大名・家臣へ太刀等の贈答が行われていたことを知り、対馬の様々な歴史的背景の中で、その後の御本茶碗をはじめとした高麗茶碗の伝来等に繋がり、茶道が人々を繋ぐきっかけとなっていたことなど、新たな角度から茶道の歴史を知ることができました。
また、懇親会では対馬名産のお酒やお料理でのおもてなしのみならず、「対馬よさこい」もご披露いただき、久々の対面で大変盛り上がり、親子の密な連携も感じられました。
研修Ⅱでは、紫式部が源氏物語を書くために使った硯と言われる若田硯の作成体験をさせていただきました。体を使った彫りの作業や磨きの作業に取り組み、作り手の技に感動し、お道具への思いが強まりました。後日、宗名の入った硯が届き、本研修会の思い出の品として今後も大切に使っていきたいと思います。
対馬青年部は5名の少数精鋭で運営され、ブロックの方や先生方と協力しながら、研修Ⅱでは5つのコースを設けるなど充実した内容の研修会を実施されていました。なおかつお忙しい中、対馬に自生する黄金鬼百合を探していた私に厳原の花屋の方をご紹介いただいたりと、そのお心遣いとおもてなしの心に感銘を受けました。その上で、リアルと配信の両立に挑戦される熱意に感銘を受けました。
大いに刺激を受け、濃密な学びの機会を頂いたことに感謝いたします。
写真
以上