東京第七東青年部
岡田 佳奈子
テーマ
「みんなが笑顔で一碗を」〜嬉しい・楽しい・感謝〜
開催日時
2023年09月02日(土) 13:00~17:35
開催方法
対面開催
会場(中継局)
クレイトンベイホテル
内容
- 呈茶
- 開会式
- 総本部報告
- 全国委員メッセージ
- 講演会「香道で感じる四季折々」
講師:蜂谷宗苾先生 - 報告会
育成委員会報告
第35期L・T出向員研修報告
第56回青年研修会報告
5ブロック間交流フォーラム報告 - 閉会式
所感
今回、4年ぶりの対面でのブロック研修会だったそうで、様々なことの勝手が分からず、コロナ禍以前のブロック長にお話をお聞きしながらのご準備となり、ご苦労されたようでした。
1つの青年部が主管となって開催され、今回は青年部発祥の地である呉での開催で、呉青年部が主管、呈茶席を広島第一青年部がご担当されていました。
9月でもまだまだ残暑厳しい時期でしたが、会場がホテルということで設備が充実していて、一度会場に入れば空調が効いていて快適で、単のお着物をお召になられている方が多いと感じました。
今回の研修会は午前中の育成委員会に続いての研修会だったためか、青年部会員と同じくらいの人数の親先生がご参加されていて、親先生と青年部会員の繋がりを感じました。
呈茶席は、『未来のお茶の形』というテーマで、木の幹が描かれた模造紙に、お茶の好きなところ、お茶に対する想い、青年部へのメッセージなどが書かれた花型の付箋が貼られていて、華やかに花が咲いた木の絵から、皆さんがお茶を楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきました。
お席を設けるときは棚の設計図を作るところから始まるそうで、今回の棚は以前七夕茶会のために作られた棚だそうですが、お茶会が中止になってしまったために日の目を見ることがなくなったものだったそうで、太陽と月と銀河が描かれたもので、そこに地球の水指が置かれていて宇宙が表現されていました。
今回の講演がお香ということで、会場はお香の香りがして呈茶では珍しいと感じました。
また、お菓子は香炉を模した主菓子で、作るのが難しいお菓子だったそうですが、講師の先生が「可愛らしい」と、とても喜んでいらっしゃった様子に亭主の気持ちが客に伝わった様子が窺えて、相手を想う気持ちと、気持ちを受け取ったときにそれを伝えることの大切さを感じました。
講演では、志野流の若宗匠でいらっしゃる蜂谷先生が、生まれながらにして香道に関わってきた中で感じたことなどをお話しくださり、文献などでは知り得ないお話も伺うことができました。
茶道と香道は密接に関わっているとのことで、香道のお話を伺っていても、茶道に通ずるところがあると感じました。
お香を聞くには神経を研ぎ澄ませなければならず、精神が高まるというお話や、心を込めて灰手前(香炉の灰を整えること)をすると、香木も良い香りがするようになるというお話に、何事にも想いを込めなければいけないと思いました。
育成委員会の報告会では、親支部と青年部が一丸となって会員増強に向けて取り組んでいらっしゃることが共有されていて、皆さんで問題を共有されていると感じました。また、L・T研修、青年部研修、5ブロック間交流フォーラムの報告では、参加したことのない会員さんが行事に参加してみたいと思えるのではないかと思いました。
最後に、今回の研修を通して主管の呉青年部の皆さんをはじめ、中部中国ブロックの皆さんにおもてなしいただいたお陰でとても楽しく過ごすことができ、大変感謝するとともに、また参加させていただきたいと思いました。
写真
以上