「第49回東海ブロック研修会」~ブロック間交流報告書~

東京第三西青年部 増永直子さんが東海ブロック研修会に御参加されました。その様子を掲載いたしましたのでご覧ください。

7月30日・31日(土・日)に開催された第49回東海ブロック研修会(主管:三河青年部))に参加させていただきました。研修会のテーマは「『誇り』と『情熱』を持って新しい一歩を踏み出してみよう あなたにとって新しい一歩を発見しよう!」で、目的は「12青年部の仲間が共に学び、交流をはかる中で、新たな自分を発見し、挑戦への一歩を踏み出そう」という言葉が示すように東海ブロック内の各青年部のカラーが表れていました。

到着後目に飛び込んできたのは12枚の写真パネル。これは「写真コンペティション」というもので、各青年部から「新しい1日・一歩」のお題で撮影された写真たち。撮影者の思いのこもった力作を参加者の投票により1位から3位までが選ばれました。投票結果は懇親会会場で発表され、選ばれた青年部の皆さんが登壇され表彰式が行われます。このコンペティションは東海ブロックで研修会では恒例のもののようで、過去には青年部の名刺やPRのチラシ等がテーマになったそうで、毎回各青年部内で会員さんたちが力を合わせる機会がありいいアイディアだなと感心しました。

1日目は開会式に続いて、地区長講話、講演会、総本部報告、「楽皿に絵付け体験」のもりだくさんの研修でした。

講演会は千家十職釜師十六代大西清右衛門様が講師としてご自身が関わってきた釜造りについて、京都の工房から釜をお持ちになられ、聴講している皆さんにお見せになりながら熱く語られました。

「楽皿に絵付け体験」は安加比古窯加藤隆生様(三河青年部の卒業生でもあります)の指導により行われました。素焼きの皿に各自が思い思いに絵付けをしていくものですが、いざ描こうとするととても難しく、絵心のない私は悩んだ末に自分の干支の「未」のイラストを描き終了。後日出来上がった作品を受け取りましたが、出来はどうであれ世界にひとつのお皿なので、愛用していきたいと思います。

夕方から夜にかけては懇親会、呈茶と続きました。

懇親会ではブロック間交流で参加したメンバーが紹介され、関東第一ブロックから参加した4名のうちブロック副幹事長で同じ青年部でもある木下晃さんがご挨拶させていただきました(ちなみに今回、他ブロックからは関東第一ブロック、関東第三ブロック、北陸信越ブロック、九州ブロックの8名が参加)。懇親会の会場では東海ブロックの今年度の活動を振り返る映像が流され、地元のゆるキャラ「トヨッキ―」、お茶の産地・西尾にちなんでお茶娘に扮した会員さんも登場し趣向が多彩で会場が盛り上がりました。

懇親会終了後は御呈茶がありましたが、こちらは懇親会でテーブルをご一緒した方たちでお互いにお茶を点て合うものでした。ここでも東海ブロック12青年部のカラーを表すように各青年部の地元の銘菓が供されていて各グループは和気藹々とお茶を楽しむことが出来ました。

翌2日目も朝から御呈茶です。宿泊を伴う会員大会・研修会は様々なシチュエーションで御呈茶をされることがすごいことです。ある時は親支部の先生方のお力をお借りして、ある時は青年部の先輩方と協力してと、ひとつの行事がいろんな方たちに支えらえていることを実感できる機会だと実感しました。

9時から石川宗浩先生によるご指導のもと「割稽古」「濃茶点前」「薄茶点前」の業躰講習です。舞台を囲むように参加者が見守る中、代表者の方たちが緊張の面持ちでお点前をされますが、観ている方も神妙に「エアー点前」をしてしまいます。

休憩をはさみ、その後全国委員会助言として全国委員会福井正興副委員長が発言されました。福井副委員長は、青年部にいると「部長や委員長などのお役になりませんか?」と声をかけられることがあるかもしれないが、声をかけられた時、もし状況が許すようならそのお誘いに一度のってみてはどうかという言葉が心に残りました。私もまったく同じ考えだからです。部長や委員長などのお役(役員)は大変かもしれないけど、多くいる人の中から自分に声がかかったのも何かの御縁。その時おかれている環境や状況が許すようならまずはやってみる方がいい!これは自分自身の経験からも思うことでした。

閉会式の前にはL・T報告(28期、29期)が行われました。これは東海ブロックから出向している(いた)L・T出向委員5名が研修報告や出向しての自分の感想などを各自が発表する場でした。こうした発表の場はL・Tがどういうものかを知ってもらい、また若い会員さんたちには今後L・Tに行ってみようかなとモチベーションを高めるのに有効と思いました。L・T出向委員の皆さんそれぞれに充実した時間を過ごされている(いた)ようで、本当に羨ましく拝聴しました。

そして閉会式です。主管の三河青年部から松井千賀子東海ブロック長をへて次期ブロック研修会担当青年部の愛知第二青年部へブロック旗が引き渡され、来年に向けて新たな一歩が踏み出されました。こうして毎年引き継がれていくものや思いがあるのだなと実感しました。

私は他ブロック行事に参加するのが2回目でしたが、今回も楽しくお茶への情熱が強くなったことを感じました。卒業まであと少しの自分に何ができるのかもつかめたような気がします。

今回のブロック間交流でも懐かしい茶友との再会があり、また新たな御縁をいただくことが出来ました。こうしたことは青年部ならではのとても有難いことで、自分が青年部に入会した時にはまさかこのような楽しさが得られるとは思いもしませんでした。この楽しさを広くいろんな方たちに伝えるよう努力していきたいです。

この度のブロック間交流への参加の機会を与えてくださった関東第一ブロック松浦ひかりブロック長とブロック執行部の皆様、快く送り出してくれた第三西青年部の仲間に御礼を申し上げます。また、豊橋でご一緒くださった第一青年部寺田様(現L・T出向委員!)、第六東青年部神谷様、第三西青年部木下様には大変お世話になり助けていただいたことに感謝申し上げます。

ぜひ皆さんも機会を作って他ブロック行事に参加してみてください!

行かなきゃモッタイナイ!!(了)

 

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