北陸信越ブロック研修会 参加報告①

東京第七西青年部
河野 あすか

テーマ

「Happiness ~万葉から令和へ~」

開催日時

2021年06月13日(日) 14:00~18:00

開催方法

ハイブリット方式

会場(中継局)

チューリップ四季彩館、千光寺、オンライン(Zoom/Youtube)

内容

  • オープニング
  • 薄茶席 千光寺/チューリップ四季彩館
  • 開会式
  • 総本部報告
  • 全国委員会助言
  • 講演会「漆~その伝統と未来~」
     講師:城端蒔絵 16代 小原 治五右衛門氏
  • 閉会式(卒会式)

所感

事前にお抹茶、記念品、⼤会冊⼦が送られてきて、開催前から楽しむことが出来ました。

薄茶席
まず千光寺での薄茶席を⾒ながら⾃分で⽤意したお抹茶をいただきました。
定点カメラと移動カメラをうまく利⽤して様⼦を映してくださり、中継のお茶席も臨場感がありその場にいるように体験できました。お茶会の様⼦を⾒るのは久しぶりでしたので画⾯からでも楽しく参加できました。
正客と席主の⽅のお話が少し声が遠く聞こえづらかったのが残念でしたが、実際に⾜を運ぶのは難しいので、このように会場とオンラインで繋いでいただけると気軽に参加でき、いろいろ経験できるのでとても良いと思いました。

続いてチューリップ四季彩館で⾏われた薄茶席では、⾏灯床や⽵林の設えがとても素晴らしかったです。⼿作りしていると知った時は驚きましたが、さすが⻘年部の皆さんだと思いました。
コロナ禍で集まって作成したり準備するのはとても⼤変だったかと思いますが、作成動画を⾒た時、皆さんとても楽しそうだったので、羨ましかったです。
チューリップの花⾔葉である「思いやり」あるおもてなしを受け、テーマの通り「Happiness」になれました。

講演会
城端蒔絵 16代⼩原治五右衛⾨⽒のお話を聞くことができました。
四季の移ろいを⼤切にした作品が多く、それらを画⾯で⾒ることができたのはオンラインの良いところだと感じました。デザインは引き算とおっしゃっていたように、雪で⽴⼭を描かれた作品はシンプルだけどとても⼒強く美しく⾒えました。
伝統からの脱却、脱⽪し続けなればならない、修復で当時の情熱にアクセスできる、などの⾔葉の表現も印象的でした。

閉会式(卒会式)
最後には昨年と今年の卒業式も⾏われました。卒業⽣の⽅々のスピーチでは皆さんの熱い思いが伝わってきて、逆にオンラインで表情がはっきりと⾒ることができて⾝近に感じることができたせいか、感動して涙が出ました。
北陸信越ブロックの皆さんの絆をすごく感じました。戻ることを待ってはいけない、嘆くばかりではなく、今できることを精⼀杯やろうという⾔葉がとても共感でき、遠く離れていてもみんな気持ちは同じなのだと励まされました。

この会員⼤会は3年かけて準備をされてきたそうで、皆さんの思いがたくさん詰まっていておもてなしの⼼が伝わってくるような⼤会でした。
次のご担当の新潟⻘年部の⽅々が作成された動画もとても素敵で、新潟の街を⾒ることができ、またオンラインでも参加することができたら是⾮参加したいと思いました。
コロナ禍で制限があり、準備していたものができなくなったり新たなことを始めたりしなければならなくなりましたが、オンラインだからこそ参加できた私にとっては、とても貴重な経験をすることができました。

今回いただいた記念品は、関東第⼀ブロックコンファレンスで菓⼦器として使⽤しました。「錫」の特徴である柔らかさを活かし⾃分の好きな形状にできとても使いやすいです。

以上