参加報告|令和7年度 関東第三ブロック研修会
テーマ
「 相互理解で深める一盌 」茶縁共創 ~九つの道、一つの心~
開催日時
2025年08月03日 (日) 10:20〜16:30
開催方法
対面開催
会場(中継局)
かながわ労働プラザ
内容
- 呈茶
- 開会式
- 総本部報告
- 全国委員メッセージ
- 研修Ⅰ
蒔絵体験『体験を通して学びの茶縁を広げる』
講師:岡能之氏|株式会社能作 代表取締役社長8代目/石川青年部部長 - 研修Ⅱ
第15回関東第三地区青年部育成委員会『青年部での茶縁を広げる』 - 閉会式
所感
M・K|東京第四東青年部
海を感じるお呈茶では涼しげなお菓子をいただき、外の暑さも和みました。
蒔絵体験はまず岡能之氏より漆器についてご講義いただき、木地から完成まで1年かかること、日本産の漆は海外産よりも10倍の値段であることなどを学び、お稽古で日頃から親しんでいるつもりだった漆の奥深さを感じました。
ご講義のあとは各テーブル毎に分かれて体験を行いました。私は小田原青年部の方々、小田原支部の先生方に交ぜていただき、素敵な作品を作ることができました。
続く委員会では自己分析ワークシートを用いて、青年部と親支部が一緒に話合い、さらに絆を深めていく様子がとても素敵でした。
一日の研修でしたが、たくさんの学びをいただき、関東第三ブロックの皆様には深く感謝申し上げます。
A・I|東京第四東青年部
このたび関東第三ブロックの第46回ブロック研修会に参加いたしました。
開会式が始まる前にお呈茶を頂戴しました。お席では、会場である横浜や夏を連想させるお道具組で、涼やかなお菓子と共に一服をいただき、季節感と趣のあるひとときを楽しませていただきました。
開会式に続いて行われた総本部報告では、松尾様より御宗家のご活躍の様子や、淡交会会員の動向についてご報告がありました。特に、お稽古場を探している方からの問い合わせが月に500件ほどあるというお話には大変驚きました。また、その多くが20代から40代の青年部世代であるとのことで、まだまだ掘り起こせていない可能性があるのだと実感いたしました。
全国委員メッセージでは、在田副委員長様より、「青年部の『楽しい』は、ずっと保証されているものなのか?」という印象的な問いかけがあり、お茶を広める実践の大切さについてもお話があり、自らの活動を改めて考える機会となりました。
研修Ⅰでは、「体験を通して学びの茶縁を広げる」をテーマに、約80名の参加者が同時に蒔絵体験を行いました。講師の岡先生にとっても初めての規模での実施だったとのことですが、手順書の配布やブロックの方々の丁寧なサポートにより、無事に蒔絵のお盆が完成し、協力体制の素晴らしさを実感いたしました。
研修Ⅱでは、「青年部での茶縁を広げる」として、関東第三所属青年部の会員推移や年代別・男女比などの詳細な定点観測報告がありました。常に現状を把握されている姿勢に大変感銘を受けました。その後の分科会では、自己分析ワークシート(WILL・CAN・MUST)を用い、自らの茶道史を振り返るとともに、話し合いを通じて、今後の活動を見直す時間となりました。自青年部の強みや展望について、親先生も交えディスカッションされている姿は、先生方との深い繋がりを感じました。
今回の研修を通じて、多くの学びと気づきを得ることができ、実り多い時間となりました。このような貴重な機会をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
K・T|東京第一東青年部
青年部会員一人一人がお茶の縁を通じて茶道の魅力を感じると共に青年部会員としての自覚を持ち、青年部の一員として活躍することを目的に、研修会が行われました。
第一部は、株式会社能作8代目 石川青年部部長 岡能之様を講師にお迎えし、金沢漆器の特徴を各種技法の説明を交えながら教わった後、丸盆の蒔絵を体験しました。限られた時間で大勢が参加したのですが、講師だけでなく、事前体験したブロック役員に手厚くフォローして頂く事で、皆さん楽しく、素晴らしい作品に仕上げられていました。
第二部は、『青年部での茶縁を広げる』をテーマに育成委員会が開催されました。ブロック内の各青年部の会員数推移、年代別比率、新入会員数等、様々なデータの共有の後、各青年部に分かれて親支部先生と青年部メンバーにて、「青年部でやりたいことWill」「青年部会員としてできることCAN」「青年部会員としてやるべきことMUST」を中心に、ディスカッションを行いました。青年部をこれからどうすべきか、親支部の先生が青年部に求める事をヒアリングしながら、お互い共通認識できる、貴重なワークショップとなりました。
青年部卒業された先生方も多くおられ、昔の青年部活動の様子を伺いつつ、「青年部会員として自らもっと楽しんで欲しい。その為に、私達は支援します」との先生方のお話に感銘しました。親子の距離が本当に近く、親子の強い絆を感じられた研修会でした。
写真
以上









