衣替え

 10月10日も過ぎて「寒露」の頃。昨日もまだ東京は30度。秋を感じながらも、まだまだ袷を着る気候ではないですね。私も先週、30度前後のまだまだ汗ばむ気候の中、夏物(薄物)を着てお稽古に行ってまいりました。風炉でのお点前ではしっかり汗をかき、単衣でなくて薄物でよかったと痛感。

それでも、もう夏物(薄物)を洗わなくては!と思い立ち、残しておいた最後の数枚の夏物(薄物)を洗いに出しました。また来年の春、気分良く着れますように「お疲れ様でした!」という思いを込めて。

夏の最後の薄物

ふと、10月に袷を着た記憶が随分前に感じるようになりました。季節感を大切にしながらも衣替えは大事ですが、今の時代、体調を崩さないように心がける衣替えをお勧めいたします。少しまだ暖かいので袷はまだ早いかなと思う時期には襦袢を夏物や単衣袖の襦袢のように軽い物に替えるなど工夫してみてください。

体に無理のない形でお召し物を着る事で気分も晴れやかに、軽やかに見た目も見苦しくなく、お稽古にも集中できますね。

折角なので、着物と帯と襦袢の季節の取り合わせについて記載しましたご参考に。